高血圧の治療
高血圧の治療には、食事等の生活習慣を改善する非薬物療法(一般療法)と、
血圧を下げる薬を用いる薬物療法とがあります。
非薬物療法(一般療法)は薬を用いないので、薬による副作用を考えなくて良いという利点を持ち、高血圧治療の目的達成に欠かせない基礎的な治療であり、今後ますます重要性が認識されていくと思われます。
一方、薬物療法は薬の効果から予測される将来の利益が、受けるかもしれない副作用による損害を上回ると判断される場合に選択されます。
いずれも血圧を下げる効果は甲乙つけがたい治療法ですが、高血圧ちりょうでは、まず非薬物療法(一般療法)を行い、降圧効果が不十分な場合に薬物療法を加える事が原則となっております。
非薬物療法(一般療法)
食事、運動など生活習慣の改善を主体とする治療法です。この治療法の中では、減塩療法、肥満がある人での減量療法、運動療法などが明らかに降圧効果が認められることが分かっています。
現在、作用機序があきらかにされたわけではありませんが、動物学実験や疫学調査などにより、食塩の摂取が多くなると血圧が上昇し、逆に減塩すれば血圧は低下することがわかっています。従って、高血圧の食事療法では減塩によるナトリウム制限が最も重要とされます。
しかし、それだけでなく他にも多くの要因があるので、現在の自分の食生活を分析し何が問題なのかを明らかにし、
その改善をする事が食事療法の中心となります。
薬物療法
血圧を下げる薬を服用する治療法です。現在、多くの降圧薬がありますが、副作用がすくない安定した降圧効果が得られる降圧薬が医師により第一選択薬として最初に用いられます。第一選択薬により十分な降圧効果が得られなければ、異なった作用機序の降圧薬を今までの薬に加えるか、または今までの薬を中止して
他の薬に変更する事が行われます。
現在、薬物療法によりコントロールできない高血圧はきわめて稀となっています。





