血圧の測定結果から性・年齢階級別に高血圧及び境界域高血圧者の割合をP4-図1に示しめしました。これを見てみると、男女とも加齢とともに血圧は増加し、高血圧者は男性で19.6%,女性で14.9%となっていることがわかります。これはまた、男性で5人に1人、女性で7人に1人が高血圧者であるということになります。
・[年齢による血圧の変化]
ところで、年齢があがるとなぜ血圧が上がってしまうのでしょうか。
平均的にみて、生後まもない赤ちゃんの最高血圧は90mmHg以下ですが小学生、成人へと成長するに連れ血圧は徐々に上昇していきます。そして、60歳を過ぎると最高血圧は140~150mmHgほどにまで達します。つまり、赤ちゃんの頃に比べて、50mmHg以上上昇しているわけです。
これは、血管の変化が関係します。年を重ねるごとに、柔らかく張りのあった皮膚がたるみ、しわがきざまれていくのと同様に血管も老いていきます。この老築化が血圧を上げる原因なのです。若い頃の血管は、弾力性に富んでいるので、心臓から血液が打ち出されると大動脈が大きく膨らみ、圧力を低下させる事で血液を全身のすみずみまで運びます。ところが、年齢とともに血管は硬くなってしまうのです。硬化した動脈は、血流をやわらげることができないので、心臓から打ち出された血流の強さがそのまま末端まで伝わりません。従って最高血圧が上がってしまうというわけなのです。しかし、全ての人に血圧の上昇がみられるのは、子どもから成長期の間までであり、成人以降に関していえば、全ての人に血圧上昇がみられるわけではありません。ただし、加齢とともに動脈が硬くなり、高血圧になりやすくなることは違いありません。
<加齢と血圧の関係>
赤ちゃん 最高血圧 90mmHg以下
小学生 最高血圧 90~110mmHg
成人 最高血圧 110~130mmHg
60過ぎ 最高血圧140~150mmHg





